2022年11月5日、6日に開催された、第16回日本薬局学会学術総会にわかば学術部が登壇いたしました🌱
今年は2年ぶりとなるリアル開催とあって、開催地の福岡 国際会議場は活気にあふれた様子でした👀
それでは今大会にて発表したわかばの演題とその研究内容についてご紹介いたします。
アトピー性皮膚炎患者は、ドライスキンの状態となっており、スキンケアを正しく行うことが重要です。そこで、アトピー性皮膚炎患者のスキンケア方法及び生活環境を調査し、薬剤師の職能向上の可能性を考察しました。
慢性疼痛は、痛みの原因が治った後も痛みが続き、器質的要因・心理的要因など複合的な要因で慢性化し、傾眠や精神症状も併発しやすくなります。また、痛みの評価は患者の主観によるため客観的に評価することは難しいとされています。そこで、薬局薬剤師が慢性疼痛患者の服薬指導時において、表面的な疼痛だけでなく心理的要因まで十分に対応できているか、確認するため調査を行いました。
ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体(デュピルマブ注、以下D注)は既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎の治療薬です。症状改善と安定には継続使用が推奨されていますが、推奨である6ヶ月よりも短期間での使用と休薬を繰り返す患者や中止となる患者が一定数存在します。今回、D注の連続使用期間に注目して使用実態を調査し、使用前後の状態変化や患者満足度、中止の理由について解析を行ないました。
今大会では約200演題のエントリーがありましたが、その中から吉田薬局長の演題が優秀演題候補として選ばれました✨✨
優秀演題候補の口頭発表による結果は、残念ながら受賞とはなりませんでしたが、次の学会に向けて貴重な経験を得ることが出来ました。皆様ご清聴いただきましてありがとうございました。
今後もわかば学術部の活躍にご期待ください!